仕事の会議の席であまり活発に意見が出なかったとき、
僕はβシードβ1のK君という若者に対して
「お前、何か意見ないのかよ。
もっと思っていることを口に出していえよ。
黙ってないでぇ〜、ほら言ってみよろぉ」
とかなり強い口調で言ったことがありました。
すると、その場の雰囲気、
空気がシュンと引いちゃったんですね。
僕にとっては普通に意見を求めただけで、
別に厳しく叱りつけたつもりはなかったんです。
でも、雰囲気がシュンでしょ。
これはまずいかなと思ったんですね。
それで、
「何もそんなキツイ 言い方をしなくていいのにって
思った人」と聞いてみると、
手をあげたのが全員ベクトルHだったんです。
「名倉さんの言い方が怖くてびっくりしちゃった」
「K君がかわいそうだと思った」
「もっと優しく聞いてあげればいいのにと感じた」
「なんで、そんなにキツイ言い方をするんだろうと思った」
会議では意見が全然出なかったのに、
僕の使った言葉に対しては、意見が出る出る。
ためしに、αシードの人にどう感じたか聞いてみると、
「自分が言われてるみたいで、ドキドキしちゃいました」
と。。。αシードの人は想像力が豊かなので、
頭の中で自分とK君を置き換えてしまったんです。
それで、当の本人はどう思ったかといえば、
「はい、うれしかったです」
K君はβシードだから
いじってもらえて嬉しかったんですね。
これだけ受け取り方が違うとなると、
βシードの人、そーとー言い方に気をつけないと
トラブルになりかねませんよぉ〜。
逆にαシードとθシードの人は
たとえβシードの人がキツイい方をしても、
本人に悪気がないということをかわってあげてください。
「今の言い方、キツかったよ」と正直に言えば、
大抵のβシードは素直に受け取るはず。
裏表無くズバズバ言う特性のβシードは、
ズバズバ言われたって気にしませんから。